電源物語

Vol.18:CEATEC JAPAN 2011

今年も残すところ、1か月を切り、あと半月と言うところまで、来てしまいました。
更新が滞り、一か月強、ご無沙汰してしまいました。

さて、今回は、サボっている間に訪れた展示会情報をご紹介いたします。
10月5日に千葉の幕張メッセで行われたアジア最大級の家電、情報、通信の展示会「CEATEC JAPAN 2011」に行ってまいりました。

ひじょうに広範囲の展示の中で特に注目したのは、電源に関連する製品や技術です。

その一部をお伝えします。

何と言っても、3・11の東日本大震災以降、日本のエネルギー政策は、脱原子力発電となり、再生可能エネルギーをどう生かしていくのかという点に各社が力を入れていました。

出展各社とも大型のソーラーパネルや風力発電の風車等を展示し、それらを取り込んでのスマートシティ、マイクログリッドのイメージ模型を展示していました。


巨大風車と言っても実際はもっと巨大です。


風力発電用三相リアクタ(一種の蓄電池)

太陽光パネルも沢山ありましたが、全部撮影していたらデジカメの画像データが、直ぐに満杯になるので、消してしまいましたが、従来タイプに対して、効率のUPを強調したモデルが多くなっていました。

出来るだけ小さな面積で、大きな発電量を確保することが、これからの普及に向けて大きなテーマになって行きます。

発電量が、増えれば、補助金や買い取り価格もUPして、導入してから初期費用が、早く回収できます。

ちょっとオーディオの話題を披露します。


アキュフェーズのパワーアンプ

ケミカルコンデンサーメーカーでは、大容量の電解コンデンサーの展示に使われていました。国産オーディオメーカーの雄ですからね。

実は、これからの次世代自動車の燃料電池車は、リチウムイオンバッテリとウルトラキャパシタという2Wayの蓄電設備で、電気を蓄える技術が、使われています。

今後は、このような○本ケミカルや○チコンと言ったメーカーが注目を集めて行くこと間違いないことでしょう。


KDDIブース
この日は、I-Phone4Sの発表日でしたが、この会場には展示はありませんでしたね。


日産リーフ

この上に人が見えますが、TVCMでやっているようにリーフのバッテリーから電気を給電して生活出来ますよ、といったデモンストレーションです。

左隣りの木製の部屋も同じようなデモンストレーションを行っていました。


日産リーフ

こちらは、平屋で室内に入ることが出来ましたが、人が一杯で、写真を撮ることが困難な状況でした。


電気レーシングマシン

将来は、F-1もこうなるのでしょうか?
来年には、TOYOTAがルマン24時間耐久レースにハイブリッド車で、参加すると言う噂もあります。

福島第一原子力発電所の事故による電力の供給不足から計画停電が実施され、社会生活を送る上で不便が生じたことから、蓄電池関連の製品も多く見かけました。

大手メーカーは、リチウムイオン電池を使ったモデルを展示していました。


パナソニック社

小型液晶テレビやPCに給電していました。詳しくは聞けなかったのですが、7時間持つと言っていました。三洋を吸収合併したので、充電池関連は、これから力を入れて行くでしょうね。


ソニー

こちらもリチウムイオン電池搭載で、300Whということでした。価格は、30万円だそうです。

その他、中小のメーカーが、鉛バッテリーを使った蓄電システムを展示していましたが、ここまで小型軽量のモデルは、ありませんでしたが、その代わり価格や容量によって豊富なラインナップでした。

このような自己完結型?の製品から大手メーカーでは、いわゆるスマートハウス、スマートホームと言った「賢い家電製品」の展示にも力を入れていました。

その中で、東芝は、注目のDC家電を展示、紹介していました。

以前に少しご紹介したことがありますが、産業界では、データセンターを始めとしてDC化が、進められています。

送電ロスや変換ロスを減らすことにより、より効率的に電力を運用することが可能になり、地球温暖化物質の削減にも貢献することになります。


東芝

IHクッキングヒータ、エアコンですが、見た目は従来製品と何ら変わりません。さらにPCLを使ってネットワーク化されて、メインのコントローラーで、電気の使用量などを「見える化」しています。

また、TV番組で、シャープの自社モデルハウスでのDC家電の紹介を観たので、楽しみにシャープブースを訪れたのですが、今回は、持ち込んでいないと言うことで、がっかりしました。

7/31放送分より転載

同上

慌てていたので、断片的にしか撮れませんでしたけど、太陽光発電や風力発電は、直流を発電しているので、それを家電製品に合わせて交流に変換して、更に家電製品の内部回路は、直流で動作しているので、ロス無く効率良く電気を使えると言うことです。

一部、 無線と実験の読者のようにDC駆動アンプを自作しているオーディオマニアもいますが、今までは、一般的ではありませんでした。それは、交流の方が取り扱いが簡単で、変圧器を介することによって少ない損失で自由に電圧を変えられることです。そのため、ほとんどの電化製品が交流に対応するのです。

しかし、今までは、電気は使い放題と言っては、言いすぎかもしれませんが、余り気にも止めずに来ましたが、これからは、その過程で生じる変換ロスが、クローズアップされています。今年の夏は、電力の供給不足に陥ることはありませんでしたが、関西電力や九州電力では、この冬の電力不足が懸念されています。

また、先週は、急に寒くなったため暖房需要の影響で、東京電力管内でも供給電力の95%まで使用電力が跳ね上がったと言う報道がありました。

今後は、より効率の良い電源の必要性が高まっていくと思われますが、まず、交流の高電圧化、産業界は、DC化、そして民需もそれに続いてDC化という流れが考えられます。

その辺りの動向を見守っていきたいと思います。

最後にこのコラムをご覧になっているかもしれない鉄道マニアにハイエンドショウTOKYO 撮影した貴重な画像をご紹介して終わりたいと思います。

 10/8 12:35撮影

通称:Dr. Yellow

何とか年内にもう一話、揚げたいので頑張ります。

2011年12月14日

電源物語

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