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GRACE design m802 A/D Optionは8chリモートコントロール・マイクロホンプリアンプであるm802に8chの最高品位/最高音質のADコンバート機能を追加します。24bit/192kHzのハイビットハイサンプリングレートに対応しm802に優れた機能性をプラス、GRACE designならではのハイエンドな設計により極めて高音質なADコンバーターとしてのパフォーマンスを約束いたします。
<m802 A/D Option 主な特徴>
■ワールドクラスなADコンバーターパフォーマンス:
24bit・44.1 kHz - 192kHzまで対応
■マルチプルクロックソース:
インターナル(Crystal)、外部ワードクロック、ループシンク
■内部リファレンスワードクロックまたはリカバリーされたクロックを出力可能
■s-LockデュアルステージPLLによる低ジッターコンバーション
■ウルトラピュアなアナログ回路へのこだわり
■0.0002%以下を実現した極限の低歪
■低フェイズノイズ、ワイドクロックPLLはFs +/-8%にロック可能
■2セットの8ch AES3出力(Dsub25Pコネクター)
■8chのS/PDIF(AES3-id/IEC60958)出力(BNCコネクター)またはADATオプティカル出力の2タイプを用意
■シングルワイヤーまたはデュアルワイヤーオペレーション
■全てのADCパラメーターはm802RCUまたはm802のフロントパネルから制御可能
■全てのデーターアウトプットはトランスフォーマーカップルド |
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リアパネルの拡張スロットにインストールされるこのオプションADカードには2つのタイプがあります。
1、m802 A/D Option(AES)
このカードタイプではDsub25ピンから110ΩのAES3信号が出力されます。2つのパラレル8chセットのAES3シングルワイヤーモード、または8chのデュアルワイヤーモードに対応可能です。またこのカードには75ΩのS/PDIF互換フォーマット(AES3-id)のBNC出力も用意されています。シングルワイヤーモードで8ch、デュアルワイヤーで4chのデジタル伝送に対応します。もちろんワードクロックBNC入力とワードクロック/ループシンクBNC出力も用意されています。
2、m802 A/D Option(ADAT)
このカードタイプではDsub25ピン110ΩのAES3信号はAESタイプに同じですが、75ΩのS/PDIF互換フォーマット(AES3-id)のBNC出力の代わりにADATオプチカルタイプのコネクターが用意されます。2つのパラレル 8chセットのADATフォーマット信号、または8chのSMUX 96kHzにも対応します。ワードクロックBNC入力とワードクロック/ループシンクBNC出力も装備されています。
*全てのデジタル出力は同時に使用が可能です。
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*AES3-idフォーマットについて
AES3-idはAES3フォーマットのサブセットです。75オーム規格でS/PDIFと完全互換です。よって一般的なRCAタイプのS/PDIF入力に接続する場合にはBNC〜RCAの変換またはケーブルをお使いください。このAES-id規格は放送用のフォーマットとして定められており、より長距離伝送に向いたフォーマットとなっております。高周波のデジタルオーディオデーターの長距離伝送にはアンバランスのCOAXケーブルの方が、バランスのタイプより適しています。AES3(110オーム)のバランスラインはツイストペアのワイヤーが使用され、シールドの静電容量も大きいためです。ライブサウンドなどのアプリケーションにはこのAES3-idでの伝送が最も適しています。
マイケル・グレース氏による m802 A/D Optionカードの技術解説
GRACE design m802 A/D
A/D Converter card option for the m802 preamplifier
m802 ADコンバーターカード・オプションとm802のコンビネーションは最高水準のオーディオピュアリティーを実現いたします。
トランスペアレントでミュージカルな私たちのマイクプリアンプ設計とのベストコンビネーションを目指しました。
私たちGRACE designのADコンバーターの完成度の高い設計は大変ユニークで独創性に富んでいます。
<アナログインプットステージ><ADコンバーター><クロックジェネレート>の3つの重要なポイントについて説明していきたいと思います。
アナログインプット・ステージ
m802 ADコンバーターカードのアナログ入力サーキットは限りなくシンプルにピュアに仕上げられています。電解コンデンサは一切排除され、全てのシグナルパスには0.5%の精巧な薄膜抵抗が使用されています。信号は全く色付けなく限りなくピュアに保たれます。
またパワーサプライのレイアウトとグラウンディンングには特に注意が払われておりデジタルサーキットからのあらゆる不要な要素を取り除きます。アナログ入力アンプはそれ自体のボルテージレギュレーターと各アナログパワーサプライのレイルによりダブルレギュレートされた状態になっていますのでパワーラインのノイズ要素から完璧に切り離される設計となっています。近代のデルタ/シグマコンバーターの入力ドライブにはADインプットドライバーからのより低いインピーダンスと高い電流が要求されます。私たちがデザインしてきたマイクロホンプリアンプにおける精巧なラインドライバーの開発技術はまたここにも活用されたのです。
さらに非常に多大な利点としてADコンバーターの回路がm802の内部でマイクロホンプリアンプの回路とダイレクトにつながっている点があります。これはプリアンプとADコンバーターのシャーシが別々に存在しているのとは大きな違いがあるのです。
まずプリアンプとADコンバーターが同一の電気的なエンクロージャーに収まっている場合、外部ソースからの電磁気妨害や電波、またはグラウンドループによるハム等による影響を非常に受けにくくなります。さらに静電気に対するESDプロテクション回路やRFIフィルタリングなどの複雑な入力レベルの調整回路を設定する必要がなく、限りなくシンプルかつピュアなシグナルパスを構築することができるのです。シグナルに対する色付けは限りなくゼロに近く圧倒的な原音再生能力を実現できるのです。
ADコンバーター
ADコンバーターには最もワイドレンジで低レイテンシーなデルタ/シグマ・モジュレーターと5次のローパスフィルターが採用されています。これはデジタルフィルターに穏やかなスロープをもち、ハイエンドなコンバーターICの中で最も音楽的だといえます。120dBものダイナミックレンジと-110dB以下の歪率を達成しているのです。またアナログとデジタルそれぞれのパワーサプライは完全に切り離された設計になっているのでデルタ/シグマモジュレーターは回路的な影響を受けずに精巧なADコンバーションを行うことができるのです。更にディファレンシャルインプットにより入力段階においてもノイズリジェクションが実行され、可能な限りピュアなADコンバートを行っているいのです。
クロック
完璧に設計されたアナログ入力ステージとベストなパフォーマンスのADコンバーターICと同じくらいオーディオパフォーマンスに影響するのがサンプリングクロックです。いかに極少のクロックジッターでもそのオーディオパフォーマンスは簡単に失われてしまうでしょう。
インターナルクロックをオペレートする場合、ADコンバーターのサンプルクロックは低ジッターのクォーツオシレーターによってジェネレートされます。しかしながら多くのアプリケーションにおいてADコンバーターはワードクロックなどの外部のクロックにシンクロナイズされていることでしょう。ここに大変大きなチャレンジが生じるのです。
まずワードクロック入力をデジタルオーディオ機器に使用することでより良いパフォーマンスが得られるという勘違いが一般的にある事を述べなくてはなりません。実際には大多数のワードクロックPLL回路は、ワードクロックのシグナル自体、AESやSPDIFのレシーバーチップ内のPLLよりも固有のジッターを含んでしまっているのです。通常これらのPLLはオーディオ帯域におけるジッターアテネーションをも行ってもいません。
私達GRACE designのADコンバーターは2ステージのPLLシステムを持ち非常に高いジッターアテネーションと、ジッターから解放されたリカバークロックを作り出しています。最初のステージは広大なロックレンジを持つウルトラローノイズなアナログPLLです。これは入力されるワードクロック(またはデジデザインのループシンク信号)に対して+/-8%のロックレンジでロックすることができます。通常使用されるCMOSベースのPLLチップを最初のステージに採用せず、私達はより静かなディスクリートVCO(Voltage Controlled Oscillator)を使用しています。外部のクロックソースを使った場合、このPLLは単体でクリスタルクロックにも匹敵する精度を実現するのです!ワイドなロックレンジはVari-Speedアプリケーションに対して決してオーディオ的なパフォーマンスを失うことがないでしょう。
そしてセレクトされたサンプルレートに対して+/-200ppmのサンプルレートが入力されると、2つめのクリスタルベースのPLL(これは我々GRACE design社独自の開発により s-Lock と呼ばれる技術です)が最初のPLLステージに対してロックします。このs-Lockによりサンプルレートは完璧にリカバーされ可能な限り静かなサンプルクロックとしてADコンバーターに供給されるのです。s-Lock PLLはジッターを極限まで押さえ込みます。
ワードクロック出力は1つまたは2つのPLLから入力されるワードクロック、またはリカバーされたワードクロックを出力することが可能です。もし入力されるワードクロックが信頼のおけない品質であったとしても、m802ADカードから出力されるクロックは限りなくジッターから解放されたクロックに生まれ変わります。入力されたクロックはバッファーされてワードクロック出力されます。
m802 ADコンバーターではオーディオデーターのルーティングをASRC(非同期のサンプルレートコンバーター)とすることで簡単にジッターから解放されたサンプルクロックを作り出すことに成功しています。この回路設計によってシグナルプロセスによるいかなる微妙な劣化も取り除くことができるでしょう。s-Lock PLLによるレンダリングはインターフェースによるジッターの問題を改善し、ADコンバーターのノイズフロアーのレベルを改良します。
どんなアプリケーションにおいてもm802プリアンプとADコンバーターの組合せは従来にない程ピュアで素晴らしい音質を保証します。
パワフルでエレガント、そしてパーフェクトなパッケージを提案いたします。
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| A/D CONVERTER MODULE (without preamplifier) |
| Dynamic range |
| 20Hz-20kHz |
>115dB |
| “A” weighting |
>117dB |
| THD+N |
| 1kHz, -1dBFS, 20Hz-22kHz |
< 0.00026% (-112dB) |
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Frequency response
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+/-0.2dB |
-3dB |
| 44.1kHz Fs |
5Hz-21kHz |
22kHz |
| 48kHz Fs |
5Hz-23kHz |
24kHz |
| 88.2kHz Fs |
5Hz-41kHz |
44kHz |
| 96kHz Fs |
5Hz-45kHz |
48kHz |
| 176.4kHz Fs |
5Hz-54kHz |
72.5kHz |
| 192kHz Fs |
5Hz-59kHz |
79kHz |
| Full scale input level |
+16dB or +24dB (+/-2dB trim) |
| CMRR |
| 60Hz |
>65dB |
| 1kHz |
>80dB |
| 10kHz |
>60dB |
| IMD SMPTE 4:1 60Hz, 7kHz, -3dBFS |
<100dB (0.0008%) |
| Interchannel crosstalk |
<120dB |
| Group delay |
| 44.1-48kHz |
13/Fs |
| Maximum Non-harmonic Spurius Tones |
| 1kHz, -1dBFS, 20Hz-22kHz |
<-130dBFS |
| Sample rates, internal crystal (kHz) |
44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192 |
| External Clock Lock Range |
| Wide lock mode |
40.1kHz-207kHz (+/-8% at each sample rate)
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| s-Lock mode |
+/-250ppm (+350, -400ppm typical)
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| Intrinsic Jitter, 200Hz-20kHz BW |
| Wide lock mode |
< 60ps RMS |
| s-Lock mode |
< 40ps RMS |
| Jitter Rejection Corner Frequency |
| Wide lock mode, -3dB, 12dB/octave |
800Hz |
| s-Lock mode, -3dB, 12dB/octave |
10Hz |
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