|
What is Lil FrEQ ?
Lil FrEQは従来には無かった変幻自在のパフォーマンスを約束するEmpirical LabsスタイルのカメレオンEQです。全てのシグナルパスは完全なアナログであり、そのアナログ回路を完璧なデジタルドメインでコントロールしています。7つの周波数シェイピングと1つのダイナミックセクションを備える幅広い音色幅が魅力です。
1、スムース極まりないハイ/ロー・シェルビングEQ
2、絶妙なカーブ設計により効果的に機能するEmpirical Labsスタイルのハイパス(ローカット)フィルター
3、4バンドのトップパフォーマンスなパラメトリックEQセクション
4、素晴らしい品質のディエッサーとしても、最も音楽的な高周波用のソフトKneeタイプのリミッターとしても有効なDSセクション
5、ダイレクトボックスのビルトインによりギター/ベースなどの楽器入力もサポート
6、Class Aトランスフォーマー出力とトランスレス出力の選べる2つのアウトプット
各セクションの説明
Input & Output

XLRとフォン端子がリアパネルに装備されているラインインプットはバランスのラインレシーバーとなっています。インストゥルメント用のインプットはフロントパネルに用意されておりアンバランスフォーンジャックのハイインピーダンス受けとなっています。またこの入力は10dBのイニシャルゲインが設定されています。もしご使用になるベースやギターなどの楽器がローインピーダンスで大きなゲインを持っている場合にはリアパネルのライン入力を使用する事も可能です。
またLil FrEQには3つのアウトプットが用途別に用意されています。全ての出力は同時に使用することができます。
色付けの無いトランスレス出力にはXLRとアンバランスのフォーンジャックが用意されています。また素晴らしいビンテージ質感を得ることの出来るClass A Transformer OUTPUTはXLR接続となります。
それぞれの出力に対するケーブルワイヤリングについては製品に付属するワイヤリングの章を熟読してからコネクションしてください。
High Pass Section

Empirical Labsスタイルのアナログ回路のデジタル制御による-18dB/Octのハイパスフィルターです。斬新な設計により温かみを保ちつつローカットを実行。スロープは18dB / octに設定されています。30Hzから330Hz(!)まで用意され積極的な音作りに貢献(330Hzのハイパスはテレホンボイスなどの特殊なサウンド演出に最高です!)。このハイパスフィルターはシングルアクティブステージデザインとなっており、5%のCAPS、1%のRESISTORを使用し一切の妥協なしに設計されています。このフィルターセクションは0.0005%のTHD、124dBを超えるダイナミックレンジを達成しています。このHigh Passセクションはプッシュスイッチによってオン/オフが可能ですのでもちろんバイパスすることも可能です。
High & Low Shelf Section

スタンダードなシングルポールの6dB per/octシェルビングのハイ・ローのイコライザーです。素晴らしくスパークリングなNEVE系ビンテージEQに通ずるハイEQ、豊かなボトムエンドをリッチに温かくブースト/カット可能なローEQの2バンドです。正に美しいビンテージ質感のトーンコントロールが実行できます。周波数はHiが4kHz、Lowが120Hzに設定されています。最大のブースト/カット幅は10dBまで実行可能になっています。このEQセクションは主にアナログビンテージEQがもつ、あのスムースなイコライジングを完璧なまでに再現しており、多大なイコライジングを施してもどこまでも美しく、滑らかな質感を保っています。
このHigh & Low Shelf セクションはプッシュスイッチによってオン/オフが可能ですのでバイパスすることも可能です。
4 Band Parametric EQ

4バンド用意されたスゥイーパブル・フルパラメトリックEQセクションです。ブースト/カット幅は+/-14dBです。0.006%以下という低歪率を達成している素晴らしくクリアーなEQセクションに仕上がっています。この4バンドのEQセクションには各バンドごとにプッシュスイッチが用意されており、オン/オフが可能ですのでバイパスすることも可能です。このクリアーなEQセクションを他のLil FrEQのセクションと組み合わせて作動させる事で正にカメレオンな色彩のEQを自在に操ることが可能となるのです!
LF EQ
周波数40Hz〜600Hzを+/-14dBでカットまたはブーストできます。EQカーブのQは自在に可変可能です。
Lo Mid EQ
周波数100Hz〜2.7kHzを+/-14dBでカットまたはブーストできます。EQカーブのQは自在に可変可能です。
Hi MId EQ
周波数400Hz〜10kHzを+/-14dBでカットまたはブーストできます。EQカーブのQは自在に可変可能です。
HF EQ
周波数900Hz〜20kHzを+/-14dBでカットまたはブーストできます。EQカーブのQは自在に可変可能です。
DS Section

このEmpirical LabsならではのユニークなDynamic Sectionは以下のような2つのモードを持っています。
このフィルターとコンプレッサー回路を融合した革新的なDSセクションを有効に使う事で一般的なディエッシングから、FATSO譲りのテープコンプの温かいサウンドまで自在にサウンドを操ることができます。
1)スタンダードなディエッサーとしての機能。6kHz周辺から調整していくと良いでしょう。
このディエッシングにおいては高周波数と低周波数のアマウントの差に対して応答するためインプットレベルが変わっても調整をし直す必要がないという大きなメリットがあります。ボーカルトラックに対するトリートメントはもちろん、アコースティックギターのピッキング、フィンガリングノイズへのトリートメントなどにも最適な優秀なディエッシングを実行いたします。
2)FATSOなどにも採用されていた高周波数専用のソフトニー・リミッター/コンプレッサー(HFLIM)機能をオン/オフ可能です。
この高周波数専用のソフトニー・リミッター/コンプレッサーはアナログテープの高域が飽和した、温かみのあるテープコンプの質感を忠実に再現できるFATSOに搭載されていた機能です。まるでアナログテープにレコーディングしたかのような質感を、良くあるデジタルシミュレーションではなく本物のアナログ領域で表現するEmpirical Labsの技術力の真骨頂です。このHFリミッターにおいてはレベルに対してHFリミッターのかかり具合は大きく左右します。
DSセクションは更にEQの前に配置することも、後に配置することも出来るフレキシブルな構造となっており、より幅広い音つくりに貢献します。
DSセクションを使用するにはまずDSと印字されている場所のプッシュスイッチを押します。数回プッシュしていくとLF EQセクションの前と、HF EQセクションの後に青のLEDが移動するのに気がつくでしょう。DSセクションをEQの前に配置したい場合にはLF側、EQの後に配置したい場合にはHF側にLEDが点くよう何度かプッシュボタンを押してください。青のLEDが点灯していない場合にはDSセクションはバイパスされています。またHFリミッターを有効にする場合には右下のHF LIMボタンをプッシュしてください。
ThresholdとDynamics周波数を可変させ好みのサウンドを作っていきます。
またDSセクションの左側にある4つのLEDはゲインリダクションメーターとなっており、リダクションアマウントを視覚的に確認することが可能です。(グリーンのLED=-1.5dB、イエロー=7dB、オレンジ=14dB、レッド=24dB)
これらのDSセクションには最新のVCAテクノロジーが投入され歪、ノイズから完全に開放されています。
Using the Lil FrEQ

Lil FrEQのパフォーマンスはどんなEQをも超えています。どんなレベルまたはセッティングにおいてもそのサウンドは素晴らしいものです。最初のセッティングとしてはINPUTを7、アウトプットを6にセットします(このセッティングがバランスの場合のユニティーゲインです)。多くのADコンバーター設計がそうであるようにLil FrEQのベストパフォーマンスはBAD!クリップインジケーターが点灯する直前です。レベルの調整が終わったらワイルドにEQしていきしょう!もちろんレコーダーへのアウトプットの微調整も忘れないでください。
Lil FrEQのサーキットはフロントパネルに配置してある通りの並び順になっています(INPUTからハイパスセクション、そしてSHELFコントロールといった具合に)。
もしシグナルに少しブライトな感じが必要であればまずはShelf EQを試してください。このハイ用のシェルフEQは大変スムースなサウンドを持っています。このEQは大変ジェントルなカーブを持ち、2.5kHz付近からスタートし6kHz付近の周波数に最も影響を与えます。その範囲の中でも3-4kHzのレンジは最も耳にセンシティブに響きます。またローシェルビングEQも素晴らしいスムースさと極上のボディー感を持っています。もし低域が混沌とするようであればハイパスフィルターを使ってください。更にLil FrEQには4バンドの完璧なパラメトリックEQセクションをも備えています。このパラメトリックEQは守備範囲の広いイコライジングを正確に実行できます。更にこの4バンドのパラメトリックEQは各バンドごとのバイパススイッチがついていますので正確にA/B比較しながら、必要分を的確にEQしていけます。
さらにDSセクションにおけるディエッシングや、HF LIM機能を使ったアナログテープ質感の再現が用意され、またさらにはトランスペアレンツなトランスレス出力、または美しくビンテージ質感をプラスするクラスAトランス出力の選択と、正に七色のカメレオン音質を自在にコントロールできるEmpirical Labsスタイルのアナログ・イコライジングが可能になるのです!
Lil FrEQをダイレクトボックス(D.I)として使用する

Lil FrEQはEQでありながらなんとフロントパネルにInstインプット(楽器用D.I入力)を備えています!このダイレクトインプットは10dBのイニシャルゲインを持っています。最高品位のダイレクトボックスサウンドと前代未聞のフレキシブル性を備えたイコライジングやDSセクションを同時に利用できるのです。

|