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【GERMANIUM TONE CONTROL】


TGシリーズ、LTDシリーズにおいて革新的なビンテージデザインを極め、Abbey Road Studioからも認められたWade Goeke氏による全く新しいデザインのビンテージサウンド。クラシックなゲルマニウムトランジスターをクラスA、トランスフォーマーバランスのサーキットに融合。従来の発想とは全く違った方法で、様々なトーン(音色)を操っています。ゲルマニウムデバイスによるオープンなサウンドは現在のプロオーディオ業界には存在しない、全く新しいサウンドパレットを発見したような、新次元のビンテージサウンドを作り出します。


CONNECTION
CHANDLER LIMITEDのGermanium Tone Controlは全てのコネクションにトランスフォーマーバランスのXLRタイプの入力が用意されております。全て2番ホットの仕様です。

POWER SUPPLY

専用の別売外部パワーサプライ(PSU-1)を使用します。以下のような構成になっています。

chassis and audio ground
2) 48Volt
3) +28Volt
4) -28Volt

グラウンドについて
パワーサプライには2つの黒色のバナナコネクターが用意されています。ソリッドワイヤーでこのオーディオグラウンドをアースグラウンドに接地させることができます。これは貴スタジオの環境で選択してください。ノイズフロアーの低い方を選択してください。

CONTROLS

GAIN(GERMANIUM DRIVE)
このゲインスイッチは3dBのステップゲインコントロールとなっており入力のレベルコントロールを行います。実際のオーバーオールゲインはFeedbackコントロールに大きく影響されます。Gainが0でFeedbackも0位置の時の全体のゲインは-30dBとなります。例えばこの状態からFeedbackを10位置にするとオーバーオールゲインは-8dBとなり、またトーンの質感も大きく変化します。これらの組合せによって生まれるトーン質感のバリエーションこそがGermaniumシリーズの大きな特徴です。ゲインの可変幅は最小で-30dBから+25dB(GainとFeedbackがフルの状態で)となります。


FEEDBACK
FEEDBACKコントロールはサウンドのエッセンシャルを決定つけます。この新発想のFEEDBACKコントロールはサウンドのTHD、周波数特性、ゲインについて影響を与えます。基本的にFEEDBACKを0にしたときには、THD(倍音)は少なく、ゲインはあまりアップせずクリアーなトーンの質感が得られます。FEEDBACKを大きめに設定するとTHD(倍音)は増し、ゲインが大きくなります。また低域が大きく感じられ、高域が多少ロールオフしたような質感になります。同じ増幅を得る場合でもGAINとFEEDBACKの組合せ位置が複数存在することになります。ただしこの組合せによって増幅ゲインは同じでも、異なる音質を得ることができるのです。



BYPASS
パッシブEQであるTHICK(ローエンド)のセクションと、アクティブEQであるPresenceとTrebleセクションはそれぞれ個別にバイパスすることが可能です。コントロールをセパレートすることで多大なフレキシビリティーを得ることができます。


INTERACTIVE / INDEPENDENT
THICKセクションにおける低域のトーンコントロールに最も影響を与える重要かつ、個性的なスイッチです。THICKセクションのブーストとカットについてEQカーブのバリエーションを作り出します。

INTERACTIVE(インタラクティブ)モードでは低域のブーストとカットがオールドPultec/LangタイプのEQのように動作します。ブーストとカットが相互に干渉しあった結果、様々なEQカーブのバリエーションが生成されビンテージライクでスムースなトーンコントロールを可能にします。例えば70Hzをブーストし、240Hzをカットした場合には、350Hz付近がドロップし70Hz付近にピークがきます。70Hzをブーストし、320Hzをカットすると今度は450Hz付近がドロップし70Hz付近にピークがきます。このようにINTERACTIVEモードは低域のコントロールをよりクリエイティブでビンテージライクなトーンへと近づけることに成功しています。Germanium Tone Controlだけが持つ素晴らしく滑らかな低域のトーンコントロールはサウンドに瑞々しい息吹を与えます。

INDEPENDENT(インディペンデント)モードは通常のスタンダードなEQタイプです。ブーストとカットはそれぞれ独立して作用し、INTERACTIVEモードのように互いに干渉はしません。通常濁った低域をカットし、その少し上をブーストするような場合があるでしょう。INDEPENDENTモードでは例えばキックドラムの50Hzや70Hzをブーストし、35Hzを少しカットするような一般的なミックスへの使用が考えられます。

これらのINTERACTIVEモードとINDEPENDENTモードを使い分けることで、同じパネル上のセッティングにおいても異なるトーン(EQカーブ)のバリエーションを得ることができます。Germanium Tone Controlが圧倒的なバリエーションを持つ、全く新しい発想に基づいたEQであることがお分かりになるでしょう。



THICK CUT
INTERACTIVEモードとINDEPENDENTモードにおいて効果的なローカットセクションです。最初の4つの周波数20、30、40、60Hzは特にINDEPENDENTモードでの不必要な低域のカットに有効です。EQカーブはたいへんシャープに設定され18dB per octaveとなっております。カットした少し上の周波数をブーストする場合のコンビネーション性にもたいへん優れています。例えば35Hzまたは50Hzをブーストし、20Hzをカットするセッティングはボーカルやアコースティックギターの不必要な帯域のローカットに最適です。シャープなEQカーブによりサウンドは太さを失うことなく、確実にランブルな低域だけをカットできるのです。

次の4ポイント150、200、240、320Hzは特にINTERACTIVEモードに対してチューンされた帯域です。EQカーブはより幅広いシェルフタイプとなっており、このモード特有の美しいブースト/カットの相互反応に貢献します。

THICK CUTセッティングポジション OUT、20、30、40、60、150、200、240、320Hz


THICK BOOST
THICKブーストは低域のブーストEQを行います。オール・インダクターのパッシブ回路は密度感のある太い低域のコントロールを可能にします。このセクションではベルタイプまたはシェルフタイプのEQカーブをトグルスイッチで選択することができます。18dBのブースト幅を持ちどんなサウンドでも力強く太いサウンドに仕上げることが可能です。例えば35、50、70HzのベルタイプでのEQブーストはドラムスに最高です。また90、120Hzでのシェルフタイプのセッティングはギターやベースに最適です。

THICK BOOSTセッティングポジション OUT、35、50、70、90、120、220Hz (Bell or Shelf EQカーブ)


PRESENCE
多くのビンテージ・ブリティッシュEQのサウンドを思い起こさせるアクティブ回路のEQセクションです。このPRESENCEセクションでは中域〜高域へのEQブーストとカットを行うことができます。またEQカーブを鋭いQとミディアムなQで切替することができるのでより守備範囲の広いイコライジングを実行できます。例えば300、500、800Hzの帯域を鋭いQのポジションで使用すれば濁った中域に対して有効です。また1200、3300をミディアムなQセッティングでイコライジングすればスムースで滑らかなNEVEライクなブライトネスをサウンドに加えることが可能です。このPRESENCEコントロールは15dBのブーストとカットを実行できます。オール・インダクターベースの回路設計によるスムース極まりないプリージングなトーンが魅力です。

OUT、300、500、800、1200、3300、4100、6200、8300Hz


TREBLE
TREBLEセクションもPRESENCEセクション同様のブリティッシュタイプのアクティブコントロールEQ設計がなされています。18dBのブーストとカットが実行でき、3k9、4k7、6k8、8k2、10k、12k、16k、20kの8つの周波数セレクトが行えます。ベルとシェルフのEQカーブがトグルスイッチで切替可能となっております。ベルタイプのEQカーブは意図的にPRESENCEセクションのベルタイプより広いQに設定されており、スムースでジェントルな高域をプロデュースします。このTREBLEセクションにおいてもオールインダクターベースのEQ回路設計が採用されております。


OUT、3k9、4k7、6k8、8k2、10k、12k、16k、20k


WHERE IS UNITY ON THIS THING?

Germanium Tone Controlでは様々な要素が相互反応する独自の設計が採用されています。特性やTHDによるトーンは設定により変化いたします。ここでは目安となるユニティーゲインのセッティングと簡単なサウンドの質感を示します。

ユニティーゲインセッティング例 (1) -- Gain 2、Feedback10
多少ローエンドが強調され、軽くハイエンドがロールオフします。THD(倍音)やノイズが少ないセッティングです。



ユニティーゲインセッティング例 (2) -- Gain 5、Feedback 5
多少ローエンドが強調され、ハイエンドはフラット。THD(倍音)はミディアムです。たいへんフラットなセッティングが得られます。



ユニティーゲインセッティング例 (3) -- Gain 9、Feedback 2
ローエンドはフラットになり、ハイエンドが強調されます。THD(倍音)はミディアムで上記の2)のセッティングに近くなります。



ユニティーゲインセッティング例 (4) -- Gain 10、Feedback 1.5
微少のローエンドのロールオフ、スムースなハイエンドの強調。THD(倍音)はユニティーゲインのセッティングの中では最も大きくなります。



その他のユニティーゲインのポジション組合せ例

Gain 3、Feedback 7
Gain 4、Feedback 6
Gain 6、Feedback 3.5
Gain 7、Feedback 3
Gain 8、Feedback 2.5



*英文のマニュアル EXAMPLE Settingsに多くのアプリケーション別のセッティング例が記載されております。Germanium Tone Controlの幅広いトーンバリエーションをお楽しみください。


*GTCは音質重視の
設計のためノブ位置によっては高周波数の発振が起こる場合がございます。