♪ 音を「創造」する「想像力のある会社」 セカンドスタッフ



このガイドはBlueSky製品マニュアルなどを参考にして2nd Staff技術部が独自にまとめた2.1スピーカーのセットアップの一例となります。製品マニュアルとは異なり、より解りやすく正確なセットアップが出来るようにガイドされています。5.1の場合にも応用可能ですのでマニュアルと合わせてご活用ください。

<使用機材>

・SPLメーター又はリアルタイムアナライザー(RTA)
・フルバンドピンクノイズ(CD)

SPLメーターはdBcスケール、スローモード対応の騒音計をご用意ください。
RTAがあるとより精密に追い込んだセットアップが可能です。
ピンクノイズはフルバンドのもの。当社サイト、BlueSky本国サイトからダウンロードできます。当社製品ご購入のお客様にはCD-Rでもご用意いたします。


1.
SPLメーター又はRTAの測定マイクロホンをリスニングポジションの耳の高さにセットしてください。スピーカーの距離を測り正三角形のポジションであることを確認してください。測定者がマイクロホンに近づきすぎると正確に測定できませんので特にSPLメーターを手で持つ場合には注意してください。(SPLメーターの説明書に従ってください)

2.
ピンクノイズを再生します。メインスピーカー背面のゲインコントロールは12時(リファレンス)、サブウーハーは0(OFF)の位置とし、片側のメインスピーカーのみに対しコンソールフェーダーを上げSPLメーターのCスケール、スローレスポンスにて85dBcになるようセットアップします。フェーダー位置を記録(又はミュート)してからもう片方のメインスピーカーも同様に調整します。

注意:左右同時には鳴らしません

3.
次にサブウーハーのレベルをセットアップします。フェーダー位置をそのままでメインスピーカー背面のゲインコントロールを下げて(OFF)、サブウーハーのゲインを上げていきます。ピンクノイズはLRどちらか片方だけです。両方送るとレベルは3dBアップとなってしまいます。
SPLメーターのCスケール、スローレスポンスにて79dBcになるようセットアップします。低域でのメーター表示は不安定ですので平均値を読み取ってください。
多くのスモールルームの場合ではサブウーハーのゲインコントロールは-3dBより下げた状態になると思われます。

注意:この測定方法では
・メインスピーカー=85dBc
・サブウーハー =79dBc
で均等な音量にバランスします。

4.
メインスピーカー背面のレベルコントロールを戻してサウンドを確認してください。

5.
80Hz付近にディップやピークがある場合にはサブウーファーの位相を反転すると改善される場合があります。また、サブウーハーの置き場所を変えると良好な結果が得られる場合があります。いづれの場合にも音量バランスは変化しますので再度調整を行うことが望ましいです。

6.
RTAで測定できる場合には、特に80Hz付近のディップピークに着目しながら調整します。ローエンドまでのレスポンスバランスも調整出来ます。LR同時には鳴らさず片方ずつを測定します。
正相、逆相、サブウーハーの配置を変えながらどの組み合わせでフラットな特性が得られるかを追い込むとよろしいかと思います。


参考:
メインスピーカーに対するサブウーハーのレベルをセットアップするだけであればRTAよりもSPLメーターのほうが使いやすく、フラットなフリケンシーレスポンスを追い込むにはRTAを活用します。両方を使えばより効率的な作業が行なえます。





<参考アドバイス>

プロフェッショナルスタジオやホームリスニング、いかなる部屋においても多くの場合低周波にはいくらかのゲインを持っています。またそれぞれに特徴的で部屋の寸法の比によって固有の特性があります。
サブウーハーが受け持つ80Hz以下の帯域では直接音による定位には影響なく置き場所が限定されないことから、部屋の特性に合わせたセッティングが可能です。
これらのことから考察すると着目するべき低域のバランス、追い込む音色はスピーカーそのものの性能や音色にはあまり関わりがなく部屋の共鳴(≒箱鳴り、楽器のような)部分に大きく依存されるものと捉えることができます。定位や音色はそれらの倍音成分が受け持つでしょうから、フリケンシーバランスの正確さのみを重点的に調整すればおおよそ良好な音色が得られると考えられます。
もう一度整理すると「低音の出かたはスピーカーの音色ではなく部屋の特性に大きく依存される」ということです。
2.1システムの優位性はまさにこの部分にあり、通常のステレオペアスピーカーでは成し得ない「部屋の特性」までをも考慮したセットアップが可能、それぞれに特徴的なルームレスポンスを正しいバランスに改善することができる。製品の大きな特徴、アドバンテージを活かしたセッティングを推奨いたします。




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