● 正三角形のポジション
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スピーカーとリスナーは60度の正三角形のポジションが基本です。スピーカーの設計がそのように使用することを前提としてありますので、明瞭度が高く最も正しい音色判断が出来る「仕事」ポジションとなります。
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● 部屋の隅に置かない

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部屋の隅やコーナーなどは定在波が発生しやすく低域に不必要なピークが出ますので避けます。背面が壁の場合では10cm離すだけでもすっきりした音色に変化します。部屋の構造とスピーカー位置の関係はとても重要ですので、出来る範囲で左右対称となるようにします。長方形の部屋の場合では長手方向に向くほうが好結果に繋がります。
余談ですが、コンクリートよりも木造、洋間よりも和室のほうが条件がよろしいようです。畳や襖、床下、押入れ等の空間は不要な低域をよく吸収し原音を生かしますので日本の伝統建築を有効に利用したいものです。
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● 耳の高さに設置

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スピーカースタンド等に載せて、ツイーターとウーハーの中間点ぐらいの位置がエンジニアの目線になるようにセットします。微調整は椅子の高さで合わせます。一般的には床から120cmぐらい、スモールモニターの場合ではスタンドの高さが100cm前後になると思います
低すぎる場合にはコンソールや操作機器との干渉がありますのでよくありません。
少し高めのほうがセッティングの自由度はあり機器との干渉も避けられますが、垂直方向にリスニング角度が大きくなると音色変化も大きいので注意します。
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● 正しいスピーカースタンド
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フルレンジスピーカーの場合ではしっかりした硬いスタンド、置き台に設置すると低域の鳴り方がよくなります。市販スタンドの中には高さが合わないものもありますので注意してください。2.1〜5.1システムのメインスピーカーでは低域成分がサブローへ分離されていますので、スタンドによる影響は少なくなります。マイクスタンドが利用できる機種もあります。
高さ調整できるスピーカースタンド マイクスタンド利用例
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● 4点均等設置 三点支持
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スピーカースタンドやスピーカーの4本の足はいくら水平な場所に置いても必ず1ヶ所は浮いてしまいます。スパイク等で高さを調整して荷重が均等に分散するようにします。高さ調整ができない場合にはコイン等を挟んで3点支持にすれば物理的自動的に均等荷重になります。
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● コンソールの反射
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メーターブリッジ上に置く場合にはコンソールの反射、干渉に注意が必要です。
メインモニターとして使用するならばなるべくスタンドに設置したほうがよいでしょう。
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● 過剰なEQは避ける
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特にブースト方向には上げすぎないようにしてください。
不要な部分をカット方向で取り去るセッティングがベストです。
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● サブロー設置はトライアンドエラー

2.1システムの場合では定位に関係しないサブローをどこに置いても問題ありませんが、その置き場所によりフリケンシーバランスは変化します。どんなに優れたスタジオでも超低域は定在波に支配されていますから、この目に見えない定在波をどう味方に付けコントロールするか、トライアンドエラーを繰り返しベストポイントを発見していくことをお勧めします。コンソール下に置く場合には奥行き方向の距離だけでも変化はありますので何パターンか実験してみましょう。また、リアルタイムアナライザーを使った音響測定と補正用EQがあるとよりフラットな調整が可能となります。
● プロとしての逆転の音色

一般のオーディオリスニングとレコーディングモニターの大きな違いは、「聴く側」「創る側」ということに集約されます。
仮にモニタースピーカーの影響によって色付けされた気持ちいい音が出てしまったら、エンジニアはそれ以上のサウンドメイキングをやらなくなってしまい、出来上がる作品は色気のないつまらないものとなってしまいます。低域が出すぎるスピーカーでは低域減少方向に作業をしてしまいます。レコーディングモニターとエンジニアに求められるものは「正しい音」を聞き分けられる能力であって「いい音」の追求よりも優先されます。そのセッティングに於いてもフリケンシーバランスの正確さを大事に扱えば出来上がる作品もより品質の高いものになることでしょう。
良いスピーカーとアーティストの技能感性、そしてそれを生かす「正しいセッティング」が揃えばすでにワンランク上の領域です。