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モニタースピーカー セッティング


BlueSky MEDIA DESK  PINE BOX RECORDINGS様






調整前のRTAグラフです。

SPLメーターでサブウーハーの音量を確認するとほぼ正しいバランスとなっていましたが、グラフでは80〜100Hzのピーク、50Hz以下のレベル不足が見られます。サブウーハーのレベルはリファレンスポジションより10dB以上下げた状態でバランスしていますので、ルームレスポンスの影響は大きく出ていると考えられます。






サブウーハーを逆相にしたところ僅かな改善が見られます。MEDIA DESKの場合にはサブウーハーにフェイズSWがないので、特製の逆相ケーブルでインプットを反転し、さらにメインスピーカーの接続で反転させることにより、サブウーハーだけ位相反転させた状態を作ります。







試しにサブウーハーを65cmほど後退させてみたグラフです。メインスピーカーに対してサブウーハーのレベルが上がってしまったので調整をもう一度行い、さらにサブウーハーレベルを下げましたが、全体としては50Hz以下のレベル改善となります。





先ほどの手法で逆相接続にすると、ピークもなくなりほぼ均一な低域特性が得られました。


オーナーの声

従来の音はベースがモワンとしていた。低音が出すぎていてミックス難しかったです。調整後はぜんぜん違いますね、ベースが急に上手くなったみたい、キックの音がはっきり聴き取れる、すっきりしています。前はもっとモゴモゴしていたが、わかりやすいサウンドに変わりました。全体の響きもよくなっている、鮮明に聞こえます。



考察

低音が出ているのに不鮮明だった従来の問題点は、ピークディップの改善により完全に解決されました。部屋の定在波に支配された低域のコントロールでは、通常タブーとされている壁際へのスピーカー配置とそれに合わせたレベルセッティング、位相調整を組み合わせると良好な結果が得られるという好例となりました。

315Hz付近、また中高域のピークディップですが、測定マイクロホンを移動したりスピーカー高さを変えると顕著に変化します。大型のコンソールとメインスピーカーの位置が近いので卓の反射が影響しているかもしれません。コンソールは入れ替え予定とのことですので、機器配置を大幅に変更する時にさらに追い込むとよろしいかと思います。





PINE BOX RECORDINGS吉原様、ご協力ありがとうございました。

http://www.barnhomesrecords.com