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Where To Start

Juggernaut(ジャガーノート)では質感の異なる2タイプの入力トランスの切り替えや、+THDスイッチ、MIC LOAD(マイク入力のインピーダンスを300Hz 〜 10kHzまで可変)の調整、更にはオプションの出力用ニッケルトランスへの交換などにより実に多彩なサウンドを生み出すことが可能です。

良く知られたプリアンプと同じバイブが得られる代表的な3タイプのサンプルセッティングを紹介いたします。




・American Classic アメリカンクラシック
入力トランスフォーマーに Ironを選択、インピーダンスを低め(300〜2,500オーム)にセットします。別売で用意されているNickel Output Transformer(Juggernautには Iron Core Transformerが内蔵されていますが、この出力トランスは簡単にユーザーがスワップする事ができます)を使うとトラディショナルなアメリカンマイクプリの抜けるようなサウンドが楽しめます。標準のIron Core Transformerを使う場合にはもう少し色のあるサウンドになります。

・British Vintage ブリティッシュ・ビンテージ
入力トランスフォーマーに Ironを選択、インピーダンスを(3,000〜6,000オーム)にセットします。出力は標準のIron Core Transformerが良いでしょう。THD+を加える場合にはPADが入りますので8クリック(+10dB)程ゲインを上げて調整します。NEVE-ishなサウンド。

・Modern モダーンサウンド
入力トランスフォーマーに Nickel を選択、オプションのNickel output Transformerが最適です。インピーダンスを(4,000〜10,000オーム)にセットします。もちろん標準のIron Core Transformerでのサウンドも魅力です(Nickel output Transformerより多少サウンドにカラーが出ます)。

上記以外にもJuggernautには自由度の高い、極めてフレキシブルなサウンドバリエーションがございます。様々なセッティングをお試しいただき、是非求めるサウンドを導きだしてください!









   サウンド検証レポート(2008.JUNE.16)



たいへん魅力的なJuggernaut独自のサウンドバリエーションを社内検証、実際にマイクで収音したサウンドと、弊社ラボでの実測データを元に検証を行いました。



Juggernautのサウンドを語る上で最大のポイントとなる、斬新な入力トランスの切り替え機能を中心に検証していきます。Juggernautではコアの素材が異なるIRONとNICKELと称された2個の入力トランスを搭載しており、ボタン切り替えで個々のトランスが持つ特有のサウンドをスイッチング可能です。入力トランスを切り替えて測定した結果が以下です。









ニッケル合金などの高透磁率材料はオーディオ的な電気特性には有利に働きます。NICKELモードでは周波数レスポンスは殆どフラットで歪率もトランス結合の機種としては優秀な低歪を示しています。このことからナチュラルでストレートなでありながら僅かにトランスの質感を備えたサウンドであることが想像できます。

鉄系材料のコアは損失が大きくオーディオトランスのコア材としては完璧な理想形とは言えませんが、その個性的なサウンドには音楽的な利点が多く見られ、いわゆるビンテージ系の色付けが期待できます。IRONモードではローエンドとハイエンドで周波数レスポンスにロールオフが見られます。歪率に関しては中低域にかけて約1%の値となっており、豊富な倍音を含むビンテージサウンドであることが想像できます。

社内でサウンドチェックした結果NICKELはストレートで、ローエンド・ハイエンドが明瞭でソリッドな質感のナチュラルなサウンド、IRONではローが太くハッキリした音像で前に出てくるビンテージ系の活き活きとしたサウンドとなり、電気的な考察結果とも同様な評価が得られました。


更にJuggernautのサウンドは出力用のトランスをスワップできるオプション( Nickel Output Transformer)によりサウンドの幅を拡張できます。標準で搭載されているIRONタイプでは質感の強い NEVE-ishなサウンドを、オプションの Nickel Output Transformer ではクリアで抜けの良いサウンドに調整可能です。

また MIC LOADでの入力インピーダンス調整による音質の変化(予想以上に効きます!) や +THDスイッチを利用して更にザラつき感を演出するテクニックなど、Juggernautの斬新な設計がもたらす機能との組み合わせは更に多くのバリエーションを生み出すことが可能です。