


ヘッドホンアンプ Navigator HPA-900 マニュアル
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接続方法について
入力端子
L ch/Stereo Input
2Pフォン(TSフォン)アンバランス接続です。
デッキ等のヘッドホンアウト端子から信号を取る場合は3Pフォン(TRSフォン)を用いてケーブル一本で接続できます。その場合使用するケーブルは2線独立シールドタイプ(HISAGO SS-2130など)のケーブルを使用してください。ほとんどのTRSタイプのオーディオケーブルはバランス伝送のみの為に開発されており、2芯あるいは4芯のより線の外側に芯線を一括してシールドが施されている構造になっていますので、線間容量によりクロストークを悪化させ正しい定位が得られなくなり、音質劣化の原因になります。
R ch Input
2Pフォン(TSフォン)アンバランス接続です。TSフォンタイプのケーブルで接続してください。
Aux 1/Aux 2 Input
2Pフォン(TSフォン)アンバランス接続です。TSフォンタイプのケーブルで接続してください。
※各Inputは3Pフォン(TRSフォン)でのバランス伝送の信号も直接入力可能です。入力段の回路構成によりレベルの大きい信号でもそのまま扱うことができます。
レベルの大きい信号でも入力段では信号が飽和しない回路構成となっており、ダイナミックレンジを損なうことなくヘッドホンの限界または出力アンプの限界まで信号を扱うことが可能となっております。

Output General
低インピーダンス出力となっており、すべてのヘッドホン(コンデンサ型を除く)に対応、安定した駆動力、レスポンスの速い音質が魅力です。
Output CD900ST
スタジオモニターヘッドホンの代名詞SONY MDR-CD900STにインピーダンス特性を最適化したOutputです。理想的な電力駆動によりMDR-CD900STのクオリティーを最大に引き出し、重圧かつ高解像度の最高の音質を提供します。
出力系統について General Output と CD900ST Outputの違い
一般的なヘッドホンアンプ及びHPA-900のGeneral OUTPUTの場合、出力回路は入力電圧に比例した“電圧”を負荷に与え、負荷のインピーダンスに電流が流れ、形としては電圧に支配された電力となります。この場合、出力回路が流そうとする電流と実際に負荷に流れる電流に差が生まれ、つまり伝送信号の一部が反射し打ち消される電流があり、必ずしも伝送効率の良い駆動とは言い切れませんが、ダンピングファクタが大きくとれ、ヘッドホンの逆起電力の吸収に優れています。レスポンスの早い、すっきりとした音質が得られる傾向にあります。電源の利用効率が良いので多くのヘッドホンアンプに採用されている方式です。
CD900ST OUTPUTはSONY MDR-CD900STに出力インピーダンスを最適化してあり、出力回路は入力電圧に比例した “電力”を負荷に与えます。電力、つまり電圧と電流で負荷を駆動する形となります。出力インピーダンスと負荷インピーダンスが一致してるため出力回路が流そうとする電流と実際に負荷に流れる電流が同じとなり、伝送信号反射の無い、MDR-CD900STの特性を100%引き出した理想的な駆動ができるようになります。音の傾向としては重圧かつタイトで、音の密度が高く、情報量の多い音が得られる傾向にあります。CD900ST OUTPUTの方式は理想的な駆動ができる反面、電源の利用効率が良くない(2倍の電源電圧を必要とする)ため一般的には採用されていない方式ですが、HPA-900では高音質追求のために採用いたしました。
General Outputと同じ出力を得る為に、正に2倍の電源電圧を必要とし、理想的な駆動ができる反面、電源の利用効率が良くないため一般的には採用されていないのはそのためです。
※両方のOUTPUTを同時に使用することも可能です。この場合は自動切換えにより両OUTPUTはGeneral OUTPUTモードとなります。
Power Indicator
電源ON/OFFを表示します。
Master Volume
ヘッドホン出力の音量を調節します。
Aux1/Aux2
それぞれのAux Inputに入力された信号のMix Levelを調節します。
AUX入力機能
HPA-900は、モノラル(センター定位)2系統のAUX(補助的)入力を持っています。レコーディング用CUE BOXとしてお使いの場合、自分の演奏のフォールドバックやクリックのモニタリングとして、他さまざまな用途にお使いいただけます。
Aireal/Real
音像を前方へ押し出し、自然な音場を創り出すAireal機能のON/OFF(Real)を選択します。
Aireal(エアリアル)機能
ヘッドホンでモニターすると <音が頭の中で鳴っている> つまり頭内に定位してしまい、普段人間が耳にする聞こえ方ではないので長時間リスニングでは聴き疲れが生じてしまいます。このAireal機能は空間を介して左右の音が混ざり合う感じ、耳たぶや頭部の回析効果による周波数特性の変化を電気的に創り出し、音像を前方に押し出し自然な定位を再現し、スピーカでのモニタリングしている感じに近づけます。ミキシング・マスタリングなどの長時間の作業時にも聴き疲れなく、また、CUEボックスとして使用する場合にも演奏者にストレスを与えず、より良い演奏環境を提供できます。もちろんオーディオを楽しむ場合にも大変有効でしょう。